感染拡大の第二波

........三月中旬あたりから香港における感染者数が急激に増加傾向を見せていた。
(騰訊新聞「新型冠状病毒肺炎・疫情実時追跡」) 三月中旬までは入院患者数が50〜60人で推移していたのがわずか一週間の間に280人にまで増えている。香港の友人に確認したところ「海外、とくにアメリカやヨーロッパから帰国した人の中で感染が確認された人が多い。」とのことである。
湖北省を別格とすると、現在の大陸における感染患者数ではいつのまにか香港が2位につけている。次いで、北京、上海と続く。北京や上海にしても、おそらくは香港と同じように海外との往来の人数の多さが影響しているのではないだろうか。
というような事をさっきまで書いていたら、東京でも本日3月25日に一日では最多の40人の感染が確認されたという。この件について小池都知事が20時から緊急記者会見を開くということだ。
おそらくは東京も香港と同じで、欧米からの帰国者の増加による感染者数の増加が要因ではないだろうか。
(新型コロナウイルス感染症患者の発生状況 厚生労働省) 2月から増加していった日本における感染者数は、クルーズ船の乗客の感染者を別にすると、3月中旬から収束傾向すら見せていた。この2月に入ってから今までの感染患者の増加は、言うまでもなく春節前後での大陸との往来に由来すると考えられる。
そして今回の感染者の増加は、いうなれば海外からの”第二波”で、感染が拡大するヨーロッパ、アメリカ、そのほかの世界各地からの帰国者に由来すると考えられる。

桜の開花が例年より早い今年であるが、日に日に気温があがり、日照時間も長くなり、紫外線量も増加している。これはウイルスにとっては環境が厳しくなってゆく事を意味しているが、油断は出来ないだろう。
感染はウイルス集合の中でも感染力の強いウイルスが感染してゆくわけで、いうなれば繁殖力の強い個体が増えるという事であるから、武漢で爆発したころよりも強い感染力を持つ可能性もある。

しかし個人レベルでは、風邪やインフルエンザの感染予防以上のことはできるわけではなく、それを念入りにやるしかない。しかしこのいわば全国民的な予防行動の徹底が、今や世界でも稀な感染の抑制を見せていたことも事実である。

新型肺炎の死亡率を低く抑えるのは病院など医師看護士医療機関、医療機器の仕事である。しかし感染症拡大の抑制は公衆衛生環境、衛生習慣の役割が大きい。生活様式に根差す衛生習慣は、その国固有の歴史、文化と不可分である。
”衛生観念”というが、衛生は観念に根差しているところがある。古代人はウイルスや細菌が目に見えたわけではない。しかし「ケガレ・ハライ・キヨメ」といった、日本古来の衛生観念が、やはりコロナウイルスの拡大を防ぐうえで力を発揮しているのではないだろうか?逆に考えると、古代の日本は疫病の流行に繰り返し悩まされてきた、という事でもあるだろう。それは史料に上る以上の被害を古代の日本社会にもたらし、それを防ぐための衛生習慣が、食器を共用しないなどの良くも悪くも「人と人との距離が遠い」日本人の生活文化、行動様式を生み出した、という事も考えたくなる。
古事記にある、黄泉の国にイザナギノミコトが下りて行った伝説も”愛しい者であっても死者は遠ざけねばならない”という事を教訓として知らしめているのかもしれない。

ともあれ、皆様におかれましても、今後も充分にご注意願いたい次第。
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